7 事業開始の準備
事業開始前には、もれが無いように何度でも確認し、内容をリストアップして準備を進めることで、余裕のあるスタートができます。
1 起業の前提条件を整える
起業への熱意・知識・経験・困難に対する心構え、家族の理解と協力、良いパートナーや相談相手の存在、自己資金の準備
2 事業概要を固める
業種・業態選び、事業形態の選択(個人事業、法人)、法人形態(株式会社・合同会社・一般社団法人・ NPO法人等)、許認可
3 事業場所を決める
所有物件、適正な場所の借用、レンタルオフィス
4 営業方針決定
見込客の整理、取扱商品(製品)の選定、販売方法、仕入先選定
5 資金・収支計画を立てる
資金計画表の作成、損益計画表の作成、必要売上高の算出、月次計画の作成
6 事業計画作成
事業概要(全体像、概要)、事業の内容(内容、特色、課題と解決方法、資金計画、要員計画、事業スケジュール)、その他(創業者プロフィール、協力者、支援者)
7 資金調達
返済計画、調達先の選定
開業資金を用意しよう
ビジネスをスタートするときに絶対に必要となるのが「お金」です。開業資金は、まず自己資金を基本に考えて準備しましょう。
自己資金を用意しよう
創業時には、まず自己資金でどの程度必要な資金をまかなえるかが重要です。自分のお金は、どこに返す必要もなく、利息もありません。事前に計画して準備しておくことが大切です。
金融機関などからの借入れ
政府系(日本政策金融公庫、商工組合中央金庫など)と民間(都市銀行、地方銀行、第二地方銀行、信用金庫、信用組合など)の金融機関があります。特に創業者向けの融資サービスが豊富に用意されているのが日本政策金融公庫です。
補助金・助成金に応募する
国や地方公共団体から、創業者に対しての補助金・助成金があります。返済をする必要がありません。
親族・知人からの借入れ
親族・知人から借りるのも一つの方法です。しかし大切な関係が壊れてしまわないように、相手にきちんと納得してもらった上で借り入れるようにしましょう。
クラウド・ファンディング
クラウド・ファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人々に少額の資金提供を呼びかけ、目標額を達成した時点で出資を実行する新しい手法の資金調達方法です。製品開発、社会活動、地域性のあるものなど、様々なクラウド・ファンディングがあります。