株式会社エムアンドピージャパン 代表取締役
東 洋平(あずま ようへい) さん
2020年に創業されて、2022年には創業者として創業事例集に寄稿してくださったフォエズ・アーメドさんは、今年の9月に帰化されて東 洋平さんというお名前になりました。「バングラデシュのために何かしたい」「バングラデシュと日本を繋ぐ架け橋になりたい」とおっしゃっていた東さんの現在のお仕事についてお話を伺いました。
6期目を迎えられて、現在のビジネスの状況はいかがですか?
創業して間もなくコロナ禍になり、為替変動などの逆境を乗り越えて事業を継続してきました。その経験で学んだことは、ひとつの事業に依存せず、複数のビジネスの柱を育てる必要があるということでした。弊社はノベルティ商品を扱う事業がほとんどでしたが、革製品産業が盛んであるバングラデシュから革製品を輸入・販売する新しいブランド「SAVAR VILLAGE」を、練馬区の補助金を活用して立ち上げました。比較的安価で品質がよく、高級感があるビジネスバッグが中心です。「SAVAR(サバル)」という地区で作られている革製品ですが、主にこれまで捨てられていた牛革を有効利用して商品にしています。
もうひとつの柱は「Ami」というブランドで、ブランド名は日本語の「編む」に由来しています。廃棄される着物をアップサイクルし、革と組み合わせたバッグや小物を作って販売しています。日本文化を活かしながら、インバウンド需要やお土産市場を狙っています。長年依頼しているバングラデシュにある工場なので、柔軟な対応が可能です。これらの取り組みが、バングラデシュでの職人の雇用や、日本国内においても小さいお子さんがいる女性など、外で働きにくい人々の雇用創出に繋がります。この取り組みはこれから他の国にも広げて行きたいと思っています。日本は起業したい人を補助金や助成金でサポートしてくれるのがいいですね。i-officeや商工会議所などでもいろいろ相談できるので、外国人にも創業しやすい国だと思います。
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