税理士 行政書士 静間俊和事務所 所長
静間 俊和(しずま としかず) さん
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静間先生は、i-office吉祥寺を運営する株式会社マネジメントブレーンの会長であり、2016年に「創業事例集」を創刊されました。10年目にあたり、創刊の経緯と今後の展望を伺いました。
なぜ「創業事例集」を創刊されたのですか?め
10年ちょっと前ぐらいはまだ創業者が少ない時代だったので、創業者を増やしていくために国が創業を支援するという方針を打ち出しました。創業を支援する事業者に対しても補助金制度があり、補助金を使ってどんな支援ができるかを考えた時に、「創業事例集」を思いつきました。創業者は他の人がどういうふうに創業しているかを知る機会があまりありません。「創業事例集」は、創業を志す人が安心して創業できる、あるいは自分にまだ足りないことがないかを知るために「先輩創業者の事例を知ることができたらよいのでは?」という想いで創刊しました。また、創業者にとって心強い支援者である士業の先生方の広告を入れることで、お互いに役立てるのではないかと考えています。また、「創業事例集」に寄稿してくれた創業者同士の繋がりもできます。創業者は孤独であることも多く、そういった横の繋がりができるのもよいところです。仲間を作ることで同じ創業の悩みを解決していくこともできるのではないかと思います。
今年は創刊して10年目ですね。め
10年目の今年は、過去に創業者としてコラムの寄稿をしてくださった方から、現在でもがんばっている経営者8名と、事業承継の事例として2名の方に寄稿してもらいました。過去の事例集を見ると、事業を継続していくことの難しさも感じます。しかし、この中から日本を代表するような企業に成長していく経営者が現れることを期待して続けてきました。その想いを現在は姫野社長(株式会社マネジメントブレーン代表)が引き継いでくれています。
2020年からは国の補助金もなくなり発行の継続が危ぶまれましたが、創業者を応援してくださる方々のご支援をいただくことで継続ができています。「創業事例集」も創業者とともに成長していると思います。
「創業事例集」の特徴はどんなところですか? また今後取り入れたいことなどはありますか?
見た目にも良い紙を使ってきれいに仕上げることで、「捨てにくい」効果を出しています。ずっと捨てずに残しておいてもらえるような冊子でありたいと考えています。また、創刊時には「創業の手引き」とセットで出しました。事業計画書の書き方など、創業に役立つ知識が書いてありますので、またそれも復活させたいですね。あと、図書館にも置いてもらいたいです(笑)。
創業者の方へのアドバイスはありますか?
人間が生まれる時にはあまり意識なく生まれてきますが、終わりを迎える時はどうやって終わるかというエンディングを考えるのは大事なことです。同じように、企業はどうやって次の世代に事業を引き継ぐかを考えておくことも大事なことだと思います。また、会社の清算の仕方もちゃんと知っておいたほうがいいですね。「もしもの時にどうするべきか?」を知っておくことは大事です。
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